2011年03月28日

張り込みは辛い・大田区・愛人調査

それでも、朝5時過ぎには準備・待機はしてなければならない。    

6時の打ち合わせにどんな相手が、何時に、何人で、来るか判らないし、「ホテルO」は入り組んでいるから事前の再チェックも必要なのだ。   

頼者側は探偵はこの程度のことは簡単に出来ると思っているからそれとなく聞かないと長期の仕事が打ち切りになる。  とりあえずツウィンの部屋を一週間予約してもらって決行する。  

何度も言うが尾行は楽しくてヤリガイもあるが、張りこみは個人的には辛い。  もし、張りこみの方が性にあってるという探偵がいたら貴重な存在である。   

当時の私は10社ほどから仕事を頼まれていたので尾行では誰にも引けをとらないと自負していた。今では体力は落ちたが、尾行中の自分の気配は消す事が出来るので自負は変わらない。 
ただこれは相手に気づかれ難いということであって、尾行には別の技術が在るのは言うまでもない。

さて、ロバートは世界の有名人になりつつあるが、まだ日本ではあまり知られてないので護衛はついていいないとの事。   彼女が一緒で旅行を兼ねているだろうから立ち回り先も、接触者もたいしたことないだろうと思っていた。   

前日から泊まってホテル内の下調べも済み、早朝5時から再度ホテル内の調べを終え喫茶室の出入り口が見えるロビーで開始だ。    

こんな時間から張りこんでいても不審に思われないところが、外国人の多いホテルのやり易い所だ。

外人は個人主義が強いので持ってきた自転車を部屋からエレベーターに乗せて出入りしたり、ホテル内を早朝からランニング姿で歩き回っている。  

私たちもおかげで目立つことなく張りこめる。 いろいろなホテルで張りこんだが、高級ホテルほどホテルマンも気にしない様にしているのか無視していてくれる。  

話の続きだが、6時少し前にロバートがエレベーターホールの方から一人でやって来て喫茶室に入る。 スーツ・ネクタイ姿で170センチを少し超えた程度で外人にしては小柄だ。  

メガネをかけて痩せており、天才少年の面影が残っている。

ところでこの時の相棒調査員は経験は浅いが同年齢の私の友人である。 慎重180センチ体重120キロのどこに行っても目立つ男だ。  さらに交通事故で顔に傷があり「おまえの顔はやくざより怖いl」と名の通ったやくざに面と向かって言われたことがある。   

そんな風体でも過去に何度も尾行を成功させている。   素人から見れば理解し難いだろうが尾行とはこんなものである。  
posted by 探偵サロン at 10:23| Comment(0) | 探偵サロン